TAMA MASTERCRAFT Artwood AW458　SUPERSTAR

'80年から先行で発売した5インチ、6.5インチに追加という形で1982年より発売された。その際、6.5インチと8インチについては新型のラグ「6373」を装着しての発売となった。 '80年代のJ−POPを聴くと、ずっしりとした重厚なスネアを響かせている楽曲が多い。時代の流れの中、深胴スネアの発売は必至であった。 このスネアは、深さの8インチ以外は他のアートウッドシリーズと同様に、国産バーチ材シェル等、その他のスペックは踏襲。カラーバリエーションも4色で展開。この個体は「スーパー・マホガニー」。 ローピッチはもちろんハイピッチでも抜けの良いサウンド。意外とレスポンスは悪くない。

アートウッドは最高峰の「スーパースター」のバッジが付く

シェル内面は、着色なしでクリアーラッカーで仕上げてある。他のモデルや高年式では着色ありなので、スーパー・マホガニーか、この個体だけなのかどうかは不明。

深胴の分、若干質量増。6.5インチより約500gプラス。'85年当時定価46000円。

他のモデル同様に、エッジに加工基準の痕が残る。 2×3の6プライシェル

このシェルだけ内面の木目が縦向き(左) 同年式の他の6.5インチは木目が横向き、かつシェル同色の着色あり(右)

スナッピーベルトを固定する部品。 経年変形で中央部が凹んでいる。固定ネジを締めても、スナッピーを張るとベルトが滑ってテンションが得られない。この型のスイッチ側とバットに時々この症状が見られる。